肥後銀、出向者が情報漏えい　契約情報など8000件

肥後銀行は1月16日、同行への出向者が火災保険および生命保険の契約情報などを漏えいしていたと発表した。

漏えいしたのは、東京海上日動火災保険、第一生命保険、損害保険ジャパンからの出向者。同行で契約した火災保険、生命保険などの契約情報、顧客に関する情報の一部が、東京海上日動および東京海上日動あんしん生命保険、第一生命および第一フロンティア生命保険、明治安田生命保険に漏えいしていた。情報を受け取った東京海上日動、第一生命、明治安田生命からの報告により判明した。

東京海上日動からの出向者による漏えい情報は、個人1030先、法人4335先。対象期間は2018年5月～24年7月。第一生命からの出向者による情報漏えいは、個人2583先、法人16先。期間は23年3月～24年7月。損保ジャパンからの出向者による漏えい情報は、個人40先、法人62先。対象時期は23年10月3日。

情報を受け取った3社における調査（うち1社では弁護士など含む第三者による調査）の結果、現時点において、漏えいした情報などの悪用による二次被害などは確認されていない。