(更新)平均株価が急落、前日比747円安 節目の2万9000円割り込む
2021.11.26 15:50
11月26日の東京株式市場で平均株価は大幅安となり、節目の2万9000円を割り込んだ。同日終値は前日比747円66銭(2.5%)安の2万8751円62銭と、約1カ月ぶりの安値となった。
この日は安く始まり、午後には一時前日比893円(3%)安の2万8600円付近まで下落した。一部報道で南アフリカで新型コロナウイルスの新変異株が確認されたと伝わったことで、マーケットでは新たな感染拡大による景気への先行きに懸念が広がったとみていた。
セゾン投信の瀬下哲雄運用部長は、新変異株の確認による下落について「不意をつかれた。新しい変異株となるとインパクトが違う」と指摘。今後については、新変異株の詳しい情報次第だとし、「世界に広がるということになると弱い動きが続くことも十分ありうる」と見通した。