日経平均が大幅続落、1638円安と今年3番目の下げ幅 米株安や円高
2024.09.04 17:13
9月4日の東京株式市場は大幅に続落。日経平均株価の終値は前日比1638円70銭(4.24%)安の3万7047円61銭と、8月15日以来の安値に沈んだ。下げ幅は8月2日(2216円安)に次ぐ、今年3番目となった。前日の米国株式市場が大幅安となった流れを引き継いだ格好で、為替相場のドル安・円高も響いてハイテク関連など輸出株を中心に売られた。
安く始まったこの日は売られたところで押し目買いも入ったが、午後に入ってからはじり安の展開。日経平均は一時1800円超下落し、心理的な節目の3万7000円を割り込む場面もあった。
前日に米国で発表された8月のISM製造業景況指数は47.2と、好不況の節目となる50割れが続いた。米ダウ工業株30種平均は626ドル(1.51%)安、ハイテク関連のナスダック総合指数は577ポイント(3.26%)下落。
主要な半導体関連で構成する米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が7%超下落したことを受け、日本でも東京エレクトロンやアドバンテストなど電気機器が売られて下げを主導した。
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