パリ五輪、金融界から4人メダリスト
2024.08.14 04:25
パリオリンピックが8月11日に閉幕した。金融界からは、12種目21人が出場。スケートボード・男子ストリートの堀米雄斗選手(25歳、三井住友DSアセットマネジメント)が連覇するなど、4人がメダリストとなった。
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第1号は柔道舟久保 カナダ代表出口が金
金融界第1号は、柔道女子57キロ級に出場した舟久保遥香選手(25歳、三井住友海上火災保険)だった。舟久保選手は、準々決勝でフランスのサラレオニー・シシケ選手に小外刈りを決められ敗れるも、3位決定戦では、9分6秒の戦いの末、ブラジルのラファエラ・シウバ選手が反則し、銅メダルを獲得した。同階級では、カナダ代表の出口クリスタ選手(28歳、日本生命保険)が、準決勝、決勝ともに延長に突入。相手の反則で勝利し、金メダルを取った。
混合団体戦では、舟久保選手のほか女子78キロ級5位入賞の髙山莉加選手(29歳、三井住友海上)も出場。高山選手は、準決勝でドイツ、決勝でフランスの選手に勝ち、銀メダルに貢献した。
土壇場で逆転V堀米 卓球早田は2枚獲得
前回東京大会から導入されたスケートボード。男子ストリート初代王者の堀米選手が最後に魅せた。技の難易度と完成度で点数を競う「ベストトリック」。最終5回目で、難易度の高い「ノーリーバックサイド270テールブラントスライド」が決まり、得点97.08と逆転。2位のジャガー・イートン選手(アメリカ)に0.10差の合計得点281.14で連覇を達成した。卓球では、日本生命の早田ひな選手(24歳)が女子シングルスで銅、同団体戦では銀と2枚のメダルを獲得した。開会式と閉会式で旗手を務めたブレイキン男子のShigekixこと半井重幸選手(22歳、第一生命保険)は4位。陸上男子4×100メートルでは、桐生祥秀選手(28歳、日本生命)が決勝で第3走者として出走し、5位。最終日の女子マラソンでは、鈴木優花選手(24歳、第一生命)がアフリカ勢に粘りの走りを見せ6位となった。
そのほか競技の成績は以下の通り。団体競技・種目は、当該選手のみ記載。
【陸上】▽女子5000メートル(38位=予選敗退)樺沢和佳奈(三井住友海上)▽同10000メートル(19位)小海遥(第一生命)▽同三段跳(28位=予選敗退)森本麻里子(オリコ)
【ホッケー】▽女子(10位)日本(島田あみる、鳥山麻衣=南都銀)
【水泳】▽女子200メートルバタフライ(13位)牧野紘子(あいおい同和ニッセイ損保)▽同4×200メートルリレー(13位)日本(牧野紘子、小堀倭加=あいおい同和ニッセイ損保)
【卓球】▽混合ダブルス(9位)早田ひな(日本生命)、張本智和(智和企画)
【ローイング】▽女子軽量級ダブルスカル(15位)広内映美(明治安田生命保険)、大石綾美(アイリスオーヤマ)
【バドミントン】▽女子ダブルス(9位)永原和可那、松本麻佑(北都銀)
【重量挙げ】▽男子102キロ超級(10位)村上英士朗(いちご)
【スケートボード】▽女子パーク(10位)四十住さくら(第一生命)
【トライアスロン】▽男子(41位)小田倉真(三井住友海上)
【テニス】▽女子(33位)内島萌夏(安藤証券)