明治安田生命、団体保険をより低廉に提供 未導入先へすそ野拡大
2024.07.29 18:00
明治安田生命保険は10月から、無配当型で死亡保障に特化することで保険料を抑えた団体定期保険の新商品を発売する。健康経営優良法人の認定を受けている企業・団体に保険料割引を適用するほか、インターネット上での手続きを可能とするなど、保険料・事務負担を軽減。既存の有配当商品への加入率が低い、従業員数の少ない企業・団体へのすそ野拡大を目指す。
同社が2023年3月に従業員・所属員数500人未満の企業・団体へ実施したアンケートによると、有配当型団体定期保険未加入の理由のうち、「保険料が高い」が12%、「事務の負担が多い」が16%、「手続きがわかりづらい」も13%と上位を占めた。そこで保障内容や手続きをシンプルにして保険料を抑え、「おてごろな商品」として開発した。
被保険者を40歳、男女比6対4、保険金額100万円とした場合の月額保険料は、従業員数20人の場合で有配当型が5360円(200万円は1万720円)なのに対し、新商品は3940円(同7880円)。100人だとそれぞれ2万4500円(同4万2千円)が1万7800円(同3万円)となる。
既存商品との併売を通じて団体定期保険をより広く普及させる。
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