横浜銀、元プロ野球選手を招き 新NISAセミナー
2024.06.10 09:54
横浜銀行は6月8日、元プロ野球選手の高木豊氏をゲストに招き、新しい少額投資非課税制度(NISA)の活用セミナーを横浜市内で開催。約200人(うちオンライン参加約100人)が参加した。2024年1月に始まった新NISA制度への理解を深めてもらおうと2023年12月にオンラインで、24年2月に対面でのセミナーを開催しており、今回が3回目。
今春に退職した年齢層を主な対象に、その世代から関心が高く、神奈川県民になじみのある高木氏を招いた。高木氏は、1980年代から90年代にかけて横浜大洋ホエールズ(現・横浜DeNAベイスターズ)などで活躍し、盗塁王に1回、セ・リーグのベストナインに3回選ばれた。引退後は野球解説者やコーチを務め、18年からは野球系YouTuber(ユーチューバー)としても活動している。
開会に先立ち、営業戦略部の岡村健寛部長があいさつ。インターネット証券と銀行との投信の取り扱いの違いについて「会話をしながら皆さんのニーズを直接お聞きして、ご相談に乗りながら具体的なアドバイスをしていく。このぬくもりある親身な提案が銀行の強み」と述べた。
セミナーは2部制で、第1部は、高木豊氏と山田幸美・フリーアナウンサーとのトークセッション。高木氏は、現役時代に資産運用を考えることはなかったとしたうえで、その頃につみたてNISAがあったら「絶対にやっていた」と述べた。また、「いろいろな経験をしてきたが、専門家に聞くのが一番。素人考えでやると失敗する」と、投資のうえでは専門知識を持つ人にアドバイスを受けることを勧めた。

第2部では、三菱UFJアセットマネジメント投信営業第一部の榊原律子チーフマネージャーが、新NISA制度の概要説明や運用コストの低いファンドなどの紹介をわかりやすく行った。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域銀7行が先行導入 マネロン機構のAIスコア
- 春の叙勲 金融界から24人
- 金融5団体と商工中金、適正な競争へ新枠組み 過去の民業圧迫踏まえ
- 地域銀・信金、取引先の経費削減支援 コンサル会社と連携拡大
- 京都信金、職員向け「京信大学」200回 講座受講者、延べ4000人超
- 十八親和銀、投信客への架電デスク新設 7万先にアプローチ
- Techで変える(2)宮崎銀、融資稟議書作成を自動化 業務時間は95%削減
- 日銀、政策金利を据え置き トランプ関税で海外経済減速見通し
- 大手損保、地銀の窓販デジタル化 火災保険、満期急増で
- SMBC日興証券、25年3月期純利益727億円 純営業収益はSMBC入り後過去最高