名作を残した文豪にも言葉選びの失敗談はある。酒が入った高村光太郎は東京美術学校の先生だった森鴎外への揶揄(やゆ)がポロっと口から出た。「軍服にサーベル姿でいばらせれば誰でも鴎外だ」。そばにいた記者がゴシップ記事にし、当人の怒りを買った▼「大作家でも口はすべる」(彩図社)に教わった。片やこの人の失言は茶目っ気のある高村のそれとは程遠い。「野...
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