三井住友FG、印ノンバンクを完全子会社化
2024.03.07 17:19三井住友フィナンシャルグループ(FG)は3月7日、インドの現地子会社である「SMFG India Credit Company(SMICC)」に追加出資し、100%子会社化したと発表した。3月6日付け。支店網の拡大などで、アジアのマルチフランチャイズ戦略を加速する。
三井住友FGは、2021年にFullerton Financial Holdings(FFH)からSMICC株式74.9%を取得。今回、FFHの出資子会社であるAngelica Investmentsが保有する残分25.1%を7億米ドル(約1000億円)相当で取得した。
SMICCは郊外・農村部中心に約900拠点を持つノンバンク。三井住友FGの出資以降、顧客基盤を活用した日経建機・商用車・二輪メーカーなどの販売金融を開始するなどSMBCグループとのシナジー効果を創出。23年5月にはリブランディングを実施した。今後も支店網を拡大し、地方農村部や住宅金融を強化する。デジタルを活用したプロダクトも拡充し、貸出金を22年度の0.6兆円から25年度以降に倍の1.2兆円にする計画だ。