しずおかFG、社内ベンチャー事業化へ ピッチコンテスト第2次審査
2024.02.06 19:13
しずおかフィナンシャルグループ(FG)は2月6日、社内ベンチャー案件の事業化・グループ内でのサービス展開を目指すピッチコンテストを開いた。第2次審査に相当するもので23件のアイデアについて社員がプレゼンテーション。3月上旬に最優秀賞、優秀賞を決定し、事業化に向けた活動が始まる。コンテストは2022年度に続き2回目。
柴田久・しずおかFG社長、八木稔・静岡銀行頭取などの役員ほか、10社のベンチャーキャピタル社員がメンバーとなっている審査員前で、①社員が社用車を使用するカ―シェアビジネス②高度な専門家を短期的に派遣するスポットコンサルティング業ーーなどユニークな事業内容を紹介。23年4月に入行した静岡銀営業戦略部営業戦略企画グループ・山本佳菜子さんの「自治会を対象にした電子回覧板・集金システム」も「緊張して体の震えが止まらない」なか披露された。
各賞は、①革新性②FGが解決すべき課題・マテリアリティの合致度合い③実現可能性④収益性・将来性⑤マインド――ごとに各5点満点、合計25点を上限に審査員が採点し、決定する。22年度のコンテストで選ばれたアイデアの一つは、起業に向け経営計画のブラッシュアップを継続している。
社内ベンチャー制度は、2021年4月にスタートした制度で、自ら挑戦する風土を醸成するために生まれた。
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