武蔵野銀、冬休みの「子ども食堂」支援 食品90箱贈呈

2023.12.19 18:59
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長堀頭取(右)から東海林代表に贈呈。後方は食品の箱詰めと自行で栽培・収穫した米など(12月19日、さいたま市の武蔵野銀本店)
長堀頭取(右)から東海林代表に贈呈。後方は食品の箱詰めと自行で栽培・収穫した米など(12月19日、さいたま市の武蔵野銀本店)

冬休み期間中の子ども食堂を支援することで、そこに集う人たちの暮らしや成長をサポートしようと、武蔵野銀行は12月19日、役員・行員らが持ち寄った段ボール箱90個分の未利用食品などを「埼玉県子ども食堂ネットワーク」(さいたま市、東海林尚文・代表理事)に贈呈した。プレゼントは同ネットワークが仕分けし、県内の子ども食堂での料理のほか、食堂を訪れる子供たちに配るなどして活用される。


同ネットワークには、埼玉県全域の203の子ども食堂が加入。同日、同行本店で寄贈を受けた東海林代表は「冬休みは学校給食がない。親や保護者が常にそばにいる世帯ばかりでもない。活動はボランティアのため、年末年始などは開催できない子ども食堂もある。食品は、食事だけでなく、子供たちの居場所づくりにも役立てたい」と話した。


2023年2月から同行は行員が自宅などで余った食品を持ち寄り、必要とする団体や施設に贈るほか、廃棄削減にも貢献する「フードドライブ」活動を展開。今回の90箱は、約1カ月間募り、埼玉県内の本支店全93カ店から集まった。中身は乾麺やレトルト食品、缶詰、菓子などさまざま。


加えて、自行で栽培から商品化にまで取り組む農業プロジェクトで収穫した米「むさしの米(愛称)」150キロ、むさしの米が素材の「おこげせんべい」180袋も贈った。


贈呈式には、東海林代表のほか、同ネットワーク内の各地区取りまとめ役、埼玉県福祉部の担当者ら計6人が出席。食品を手渡した同行の長堀和正頭取は「皆さまと連携を深め、地域の将来を担う子供たちを全力で支援したい。行員が地域・社会に強い関心を持っていることも分かった」と語った。

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