日本生命、初のウェブ完結型販売開始　24年1月から年金保険で

日本生命保険は2024年1月15日、スマートフォンを通じて「ニッセイみらいのカタチ年金保険」のウェブ完結型販売を開始する。同社が進めているデジタル戦略の一環で、見積もりから払込み決済までスマホで完結するのは同社で初。20～30代の若年層における資産形成ニーズを踏まえ、コロナ禍などに起因する非対面ニーズの高まりに対応した。

見積りは生年月日と性別、4項目のプラン設計と「現在および1カ月先の入院予定」の告知のみ。10～20分程度の操作で完了する。加入後の保全手続きを対面とするか、ウェブかも選択可能。支払い手段はクレジットカード決済を推奨するが、銀行引き落としにも対応する。

デジタル志向の強い若年層においては資産形成ニーズが高いことから年金保険を提供。また、グループ会社のはなさく生命保険で保障性商品のウェブ販売を行っており、棲み分けを明確にした。なりすましの未然防止策として、スマホの認証を通じて本人確認する仕組みを構築した。