三井住友FG、米貨車リース売却 840億円の損失計上
2023.11.08 09:49
三井住友フィナンシャルグループ(FG)は11月7日、傘下の米国貨車リース子会社のSMBCレール・サービシーズ(RS)を米投資会社ITEマネジメントに売却することを発表した。これにより三井住友FGの2023年10~12月期に税引き後ベースで5億6000万米ドル(約840億円)の損失を計上する見込み。通期業績予想の変更も検討する。
SMBCRSは、三井住友銀行が13年に買収した米国貨車リースの「フラッグシップ・レール・サービシーズ」を前身とする貨車5万台以上を保有するリース会社。17年にも中堅貨車リースの「アメリカン・レイルカー・リーシング」を買収するなど事業を拡大してきたが、金融機関傘下の子会社としての規制対応や業界再編の動きなどから競争力の維持が困難になっていたことから今回、米貨車リース業界大手の事業者を傘下に置くITE社に譲渡を決めた。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- やさしいニュース解説 証券口座の乗っ取り、隙を突く新たな不正手口
- 大手行、中途採用で営業力補強 地銀・信金から流出も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手