APLMA、日本ローン債権市場セミナー開く
2023.10.26 18:05.webp)
アジア太平洋ローン・マーケット・アソシエーション(APLMA)は10月26日、東京都内で「日本ローン債権市場セミナー」を開いた。メガバンクなどで組織する日本ローン債権市場協会(JSLA)が運営をサポートし、国内外から約180人が参加した。
冒頭で、APLMAのアンドリュー・ファーガソンCEOが登壇。APLMA が25周年にあたることに触れて、日本市場の重要性について述べるとともに、最近の活動状況を報告した。
基調講演は、JSLAの森太志会長(三菱UFJ銀行ソリューションプロダククツ部シンジケーション・ディストリビューション担当部長)が登壇。国内のシンジケートローンやローン債権を売買するセカンダリー市場のほか、サムライローン、サステナブルファイナンスの市場概観などを説明。「(日本の)金融機関の預貸ギャップは引き続き大きく、貸出余力がある。本邦市場は引き続き有望な調達マーケット」と話した。
三井住友銀行市場営業統括部の鈴木浩史チーフ・為替ストラテジストは日本経済の近況、みずほ銀行サステナブルプロダクツ部の平林友子部長は「日本のサステナブルファイナンスの進歩と新しいトレンド」について講演。パネルディスカッションなども行った。
APLMAは環境に配慮して融資するグリーンローンの国際原則策定に関わった団体。セミナーはシ・ローン市場を活性化する目的で毎年開いている。JSLAは今後も新たなセミナーやイベントなどを行っていく予定。