社説 労使一体で処遇改善に知恵を
2021.03.19 05:00
金融界で3月下旬から2021年春の労使協議が本格化する。コロナ禍による先行き不透明感から、メガバンクや大手地方銀行など多くの従業員組合は賃上げ要求を見送る方針だ。一方で現場を中心に業務負荷は増している。従業員のモチベーションを維持・向上する観点から、働きやすい労働環境の整備など賃金以外にも改善余地はある。労使一体で知恵を絞り、納得できる...