高知銀、公的資金150億円完済へ 自己株式取得枠を設定
2023.05.12 19:07高知銀行は5月12日の取締役会で、公的資金返済を目的とする自己株式取得枠設定を6月の定時株主総会に付議することを決めた。取得枠上限は750万株、190億円とする。金融当局との協議を前提に、整理回収機構に対して発行した150億円の第1種優先株式の早期取得を目指す。
同行の公的資金返済期限は2024年12月だが、23年3月末時点で単体の利益剰余金が270億円まで積み上がっていることや、公的資金を完済した場合の自己資本比率も8%程度の水準を確保できる見通しであることから判断した。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 盛岡信金、破たん温泉旅館を再生 観光客誘致し地域活性化
- 地銀、外貨保険の業績評価変更 手数料重視から脱却 販売目標撤廃も
- 千葉信金千葉駅北口支店、訪問重ね高ロット案件獲得 10億円の融資実行も
- 銀行界、新引き当て基準対応 本格化 予想信用損失モデルへ移行
- コンコルディアFG、リレバンを再強化 営業増員、中小融資5兆円へ
- 日本生命、銀行への出向者を引き揚げ・配置転換 26年度以降に実施、26行に影響
- 選択を迫られる地銀預かり資産ビジネス
- 宮崎第一信金、タイムリミットは1週間 「総力戦」で稟議書作成
- 住信SBIネット銀、AIエージェント提供 「専門家モデル」同士が議論
- 西京銀、「預金商品はシンプルに」 5月末で年金定期終了