サステナブルチャレンジ 地域ぐるみで脱炭素実現へ 観音寺信用金庫
2025.09.26 19:50

地盤とする香川県観音寺市と三豊市の、2050年におけるカーボンニュートラル実現を積極的に支援している観音寺信用金庫。「両市の豊かな自然を次代に残していく」(須田雅夫相談役)との使命感で活動に向き合う。中心となるのが、2025年8月に発足させた三観広域カーボンニュートラル協議会だ。
参画する産官学民金が知見や具体的な取り組みなどを持ち寄り、脱炭素化や自然再生、循環型経済への移行を地域ぐるみで実践する。例えば、専門知識を持つ人材の育成や自然を生かした観光地づくり、地域共生型の再生可能エネルギーの普及などに注力。参画企業・団体数は、発足時の計39社・団体から2027年度末までに500社・団体規模を目指す。

信金の支援体制拡充も進めている。2023年10月に脱炭素経営の相談窓口、2024年2月には脱炭素支援室を本部内に設置。また、支店長や次長級を中心に職員約30人が「脱炭素アドバイザー」の資格を取得。外部企業と連携してソリューションの展示会も開くなど、さまざまな取り組みで脱炭素化の機運を高める。
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