サステナブルチャレンジ 新庄信用金庫 バイオマスで地域循環型社会を構築

2025.06.30 19:50

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バイオマスボイラーを視察する地元金融機関関係者ら(2024年9月12日、庄司製材所)

新庄信用金庫は、地元山形県の豊富な森林資源を地域活性化に生かそうと2002年6月、関係者に呼び掛けてバイオマス普及を目指す「バイオマスもがみの会」を設立し、2004年にNPO法人化した。「バイオマスの概念が広がる以前から取り組んできた。会は機運醸成の“実働部隊”。金融とエネルギーの地産地消を通じて地域循環型社会を構築するため、ゼロから立ち上げた」(井上洋一郎理事長)。


会員は市民や地域企業など45人・団体で、バイオマス、小水力、太陽光発電の各部会を設置。地元材を活用する一環として、薪ストーブやペレットストーブの普及啓発のほか、バイオディーゼル燃料の開発も支援している。


これらの施策が評価を受け、2008年に第11回信用金庫社会貢献賞の「地域活性化しんきん運動・優秀賞」のほか、2015年には山形県で「地域の平和、繁栄、進歩に尽力した個人・団体」を顕彰する“3P賞”も受賞した。


2024年9月には、バイオマスボイラーが稼働する「庄司製材所視察ツアー」を企画。2025年3月には「日本を救うイモエネルギー産業の創出!」をテーマに専門家による講演会を開催した。



専門家による講演会も開催(2025年3月7日、新庄信金本店)

 

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