激甚災害の被害を防災テックで減らす

2025.09.26 19:50

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災害大国である日本は、今夏も巨大地震に伴う津波や記録的な猛暑、豪雨に直面した。激甚災害からの被害を最小限に抑える方策の1つが住民や企業による自発的な行動で、そのなかで重要な役割を果たす新しい技術である防災テックに注目が集まっている。


 


猛暑の避難で熱中症疑いの搬送も


2025年7月30日にロシア・カムチャツカ半島付近で起きたマグニチュード8.8の大規模地震の影響で、太平洋沿岸の広い範囲に津波警報が発令された。東日本大震災や能登半島地震の教訓が生き、各地では高台に避難する人々の姿がみられた。


ただ、当日は兵庫県丹波市で国内の観測史上最高気温となる41.2度を記録するなど酷暑の時期と重なったため、避難中に熱中症の疑いで搬送された人も相次いだ。もし、津波被害で長期の避難生活を余儀なくされた場合、熱中症対策も課題となる。せっかく住民が自発的な行動を起こしたとしても、高齢者らが健康を保てるような避...

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