【メガベンチャー育成】「テーマ」絞り、勝てる分野を支援。連続起業家の挑戦に期待
2025.09.30 03:53
学生による起業や大学・企業発ベンチャーが身近な存在となり、スタートアップ(SU)を途切れることなく生み出し、成長させるエコシステムの構築が求められている。
SU支援や新規事業の創出支援、官公庁・自治体連携によるイノベーターの育成支援などに取り組む、デロイト トーマツ ベンチャーサポートの斎藤祐馬代表取締役社長に、SU支援定着やメガベンチャー育成への道筋を聞いた。
「怪しい」から「働いてみたい」に変化
──ここまでのスタートアップの状況と政策的な効果を振り返っていかがでしょうか。
日本のスタートアップ(SU)機運は、1990年代後半にインターネット上でサービスを提供する新興企業が台頭してホームページ制作などからゲーム業界へと広がり、2000年代前半にかけて最初の盛り上がりを見せた。2005~2007年のIPOは100件を超えていたが、2008年のリーマン・ショックで激減した。
2010年...
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