エコシステムの推進で国際競争力を強化

2025.08.31 19:50

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1980年代半ば、日本の半導体は世界市場を牽引していたが、情報機器への対応が遅れ、競争力を失っていった。背景には、半導体をいち「部品」と捉え、そのイノベーティブな価値に適切な投資がなされなかったことが挙げられる。しかし現在、国の強力な後押しを受け、復権に向けて着実に歩み始めている。


 


半導体は「イノベーション」の源泉


歴史を振り返ると、半導体が進化するたびに画期的な製品が多数誕生してきたことから、半導体はイノベーションの源泉であると言える。例えば、CPUやメモリーが開発されたことでポータブル音楽プレイヤーや革新的なゲーム機が生まれ、日本から世界に広がった。現在はGPUを用いた生成AIが世の中を席巻。半導体技術の進歩はAIの可能性を大きく広げ、我々の生活の質の向上やビジネスの発展に大きく貢献している(図表)。
一方で、大量のデータを高速処理できるデータセンターのニーズが急増し、その動力源とな...

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