<パチンコ、遊技>2025年度 目利きのポイント 〔山田コンサルティンググループ 長島 瑛児〕
2025.04.30 19:06
目利きのポイント
● パチンコ店は6,800店まで減少。コロナ禍の落ち込みを回復できず
● 人気機種の多いスマート遊技機導入が増加。導入費用の捻出が課題
● 不動産賃貸業への転換含めて自社状況鑑みた生き残り戦略の構築を
かつての30兆円産業、苦境続く
かつては「30兆円産業」と呼ばれていたパチンコホール業界は、大きな苦境を迎えている。警察庁発表のパチンコホール店数は、コロナ禍の急激な売上減少等により、2019年末の9,639店から2023年末には7,083店まで減少した。2024年度も減少は続き、2024年末には6,800店まで減少する見通しとなっている(図表)。
経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」における1営業所あたりの売上高は2021年が2,130百万円であるのに対して、2023年は2,463百万円と15.6%増加しており、コロナ禍による売上減は底を打ったと言える。しかし、20...
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