<化学・製造業>2025年度 目利きのポイント 〔SBI証券 澤砥 正美〕
2025.04.30 19:15
2025年度の天気予想 <曇り時々晴れ>
目利きのポイント
● 先端半導体材料のシェアが「世界No.1」の日本企業は多い
● 再生可能エネルギーの拡大で“大型蓄電池”の需要増加に注目
● エチレンセンターの稼働率が低下中。再編やМ&Aが活発化へ
3つのキーワード
2025年のキーワードとして、「世界No.1」「蓄電池・水素」「事業構造改革」を挙げる。
〈世界No.1〉
近年は、中国が電気自動車(EV)の販売台数を急拡大させているほか、そのEVの主要部材であるリチウムイオン電池は中国が世界トップの位置を占めている。このほか、石油化学など素材産業でも能力増強により中国の存在感が高まっている。
その環境下においても、先端半導体材料などは依然「世界No.1」シェアを確保している日本企業が多く見られる。特にAI向け半導体後工程材料の需要拡大が中期的に期待される。
〈蓄電池・水素〉
近年、脱炭素の観点か...
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