<建設>2025年度 目利きのポイント 〔大和証券 寺岡 秀明〕

2025.04.30 19:12

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2025年度の天気予想 <晴れ>


目利きのポイント
2025年度は国内建築の“セールスミックス”改善が加速へ
● 工場や再開発、データセンター、大阪IRなどで強い建設需要
● サブコン不足を背景にした設備工事費の上昇リスクには注意



 


ゼネコンの業績回復が加速する


2025年度は、ゼネコンの業績回復が加速する動きとなろう。物価高騰を背景とした工事損失引当金の計上は、2023年度をピークに減少が続く見込み。


採算性の厳しい建築案件の一部は2025年度も施工が続く見込みだが、2024年度に竣工を迎えた案件も多い。2025年度は採算性の良い案件への入れ替えが大きく進む年となろう。


図表は、国土交通省の「建築着工統計調査」から算出した建築着工単価の年度別変動率を表したものである。建築着工単価は2023年度に前年度比17.3%上昇しており、過去40年で最大の上昇率となった。


ゼネコン各社の受注時採算(...

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