<情報通信・IT>2025年度 目利きのポイント 〔SBI証券 宝水 裕圭里〕

2025.04.30 19:07

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2025年度の天気予想 <曇り>


目利きのポイント
通信大手の競合とシェア争いで、通信料金は上がりにくい
● 非通信領域で金融と融合進む。PayPayは金融取扱高が増加
● 銀行業の重要性増す。auじぶん銀、PayPay銀が子会社化



 


通信料金は物価高に逆行し下落傾向


昨今の物価上昇局面において例外的に下落傾向にあるのが通信料金である。2024年、各携帯事業者は2021年4月に本格化した菅義偉政権(当時)による携帯料金値下げ政策の影響から脱却しつつあり、KDDIやソフトバンクのARPU(1ユーザーあたりの平均的な収益・売り上げ)にも復調の兆しが見られた。


そこに水を差したのが、2024年9月発表のNTTドコモの新料金プラン。中容量帯の「ahamo」において、月2,970円の料金を据え置いたままデータ容量を従来の20GBから30GBに増量する実質値下げを行った。


競合のKDDI、ソフトバンク...

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