<不動産>2025年度 目利きのポイント 〔大和証券 増宮 守〕

2025.04.30 19:08

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2025年度の天気予想 <曇り>


目利きのポイント
“質の悪いインフレ”定着時は不動産価格低下リスク高まる
● 日本の政策転換で“良いインフレ”に移行できるか
● 不動産投資のインフレヘッジ機能が日本で試される



 


不動産、オフィス賃料は上昇中


2025年に入り、10年国債利回りが1.5%を超過、40年国債利回りが3%に迫るなど、金利上昇の加速が顕著となった。ただし、不動産価格下落の声は聞かれず、むしろ価格上昇が進む都心新築マンションなどでは引き渡し前の権利売却といった投機的取引も見られる。


不動産リスクプレミアムの低下が金利上昇を吸収している(図表)と言えるが、不動産リスクプレミアムの低下は景気改善や質の良いインフレーションを背景とした金利上昇が前提。実際のところ、期待された実質賃金の上昇は確保されず、国民民主党の主張する減税案も実現しないなど、経済の需要面は脆弱と見られる。


対して、輸入...

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