<物流・運輸>2025年度 目利きのポイント 〔㈱日本総合研究所 瓜生 務〕
2025.04.30 19:10
2025年度の天気予想 <曇り>
目利きのポイント
● 「物流の2024年問題」では8割以上がマイナスの影響を懸念
● 運輸、郵便業で所定外労働時間は減少したが、依然高い水準
● サプライチェーンの最適化で持続可能な物流を構築できるか
物流コスト増の価格転嫁は難航
2024年における国内貨物輸送量は前年と同程度、また、全体の9割超を自動車輸送が占める見込みである(図表1)。2019年に約45億トンであった国内貨物輸送量は、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、2020年に約41億トンに減少し、その翌年に約43億トンに回復。その後は41億トン台で横ばいの傾向が続いている。
2024年4月から働き方改革に関する法律がトラックドライバーに適用された。トラックドライバー等の労働時間削減短縮につながる一方で、輸送能力の低下等が懸念されている。
日本商工会議所「商工会議所LOBO(早期景気観測)2024...
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