ベンチャークライアントモデルで本気の取引を実現
2025.04.30 19:50
スタートアップ育成5カ年計画で盛り上がりを見せるスタートアップ育成や大企業のオープンイノベーション。取り組みをさらに活性化させるためには「本気の取引」と、それを実現する「ベンチャークライアントモデル」という新たなイノベーション手法が必要とされている。
増えるスタートアップ投資額と増えないユニコーン
2012年と比較すると2023年のスタートアップの資金調達額は約10倍に増え*1、年間1兆円近くを記録するようになってきた。一方で、スタートアップがユニコーン(時価総額10億ドル以上の未上場企業)などに急成長した事例*2は多くは聞かれない。一体何故であろうか。
スタートアップが継続的に成長し、高い時価総額で評価されるためには原則として、資金を調達するだけではなく裏付けとなる売り上げが必要になる。例えば、世界で最も多くユニコーンを輩出している米国では、株式上場時の売り上げの中央値は約250億円...
この記事は会員限定です。
ログインまたはお申し込みください。
PR