建設資材や自動車などに用いられる電縫鋼管の需要低迷が長引く懸念が高まっている。複数のメーカー関係者によると、2024年度の国内生産量は、過去10年で最も少なかった昨年度(240万トン)とほぼ同じペースで推移しており、年間でも直近ピーク比で3割減という低水準にとどまる可能性が高い。建設費高騰で中小案件を中心に建築工事が低調で、ビルの配管や構造用などの引き合いが弱い。メーカー筋からは「中長期的にはさら...
建設資材や自動車などに用いられる電縫鋼管の需要低迷が長引く懸念が高まっている。複数のメーカー関係者によると、2024年度の国内生産量は、過去10年で最も少なかった昨年度(240万トン)とほぼ同じペースで推移しており、年間でも直近ピーク比で3割減という低水準にとどまる可能性が高い。建設費高騰で中小案件を中心に建築工事が低調で、ビルの配管や構造用などの引き合いが弱い。メーカー筋からは「中長期的にはさら...