形鋼市況 関東地区、下値領域が縮小 一部メーカーの物件向け値上げで先安観後退 実需不振も流通は安値回避へ 金融業務 鉄鋼 金融業務 公開日 2023/12/15 需要不振でジリ安が続いていた関東地区の形鋼市況で、下値領域が縮小してきた。例年であれば秋季に建築分野で需要が盛り上がるが、今年は中小建築物の出件の鈍さから荷動き、引き合いは精彩を欠いたまま推移。流通間では販売量を確保するため局地的な安値折り合いが散発した。だが、一部メーカーが物件向け価格の引き上げを表明したことで、市場では店売りへ波及するとの見方が台頭。在庫店を中心に売り腰を強め始めている。 東京... この記事はプレミアム会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。 プレミアムにログイン プレミアムに申し込み