形鋼や厚板、鋼管を主部材とする建築鉄骨の動向が見えづらくなっている。2023年4~8月の鉄骨需要量(換算鉄骨量)は、前年同期から2割減と大幅に落ち込んでいる半面、同時期の大手ゼネコンの国内建設受注高は8月を除いてプラスが続き好調だ。ただ、金額面での上昇は資材費や人手不足に伴う労務費の高騰が背景にあり、使用する鋼材重量の伸びに単純には結びつかない。10月から下期に入ったが、鉄骨需要量の低迷が続けば、...
形鋼や厚板、鋼管を主部材とする建築鉄骨の動向が見えづらくなっている。2023年4~8月の鉄骨需要量(換算鉄骨量)は、前年同期から2割減と大幅に落ち込んでいる半面、同時期の大手ゼネコンの国内建設受注高は8月を除いてプラスが続き好調だ。ただ、金額面での上昇は資材費や人手不足に伴う労務費の高騰が背景にあり、使用する鋼材重量の伸びに単純には結びつかない。10月から下期に入ったが、鉄骨需要量の低迷が続けば、...