浜松いわた信用金庫は、自金庫内部と取引先企業への生成AI技術の展開を目指して取り組みを強化している。SBIホールディングスへ出向させることで職員のスキル向上を図り、内部活用では2025年度中にセキュリティーの高い「個別環境生成AI」を用いて一層の生産性向上につなげていく方針。2026年度にも職員のアイデアによる、個人向けの「投資信託アフターレポート作成」、法人向けの「直近試算表ベースでの財務分析」「決算書・預貸金増減などの分析による支援手法策定」－－などで実現させたい考え。

 

---

 

個別環境での活用手法を構築

同信金では2023年度上期から生成AIの試行利用をスタート。デジタル推進、システム統括、経営企画各部の若手職員が中心となって「検討会」を開催。定期的に各部担当者が集まり、生成AIを活用できそうな業務・サービスを洗い出し、導入効果を検証した。同時に、生成AI活用にまつわるリスクや課題の...