公益財団法人全国銀行学術研究振興財団（全銀財団・理事長＝福留朗裕三井住友銀行頭取CEO）が執り行う、2024年度（第31回）「全国銀行学術研究振興財団賞」が決定した。財団賞は、慶應義塾大学経済学部の藤原一平教授に授与。このほか、研究・刊行に対する助成として、52件の助成申請の中から、41件・2,898万円を贈った。（肩書は取材時点）

助成は41件、2,898万円

財団賞表彰式及び助成金贈呈式は2025年2月21日、東京都内の銀行会館で行われた。

財団賞を受賞した藤原教授は、1993年に早稲田大学政治経済学部を卒業、大阪大学とオックスフォード大学の大学院博士課程を修了し、両大学から経済学博士号を取得している。1993 ～2011年まで日本銀行勤務、2014年から慶應義塾大学経済学部教授に就任している。金融政策におけるゼロ金利制約や金融のグローバル化に関する研究で高い評価を得ており、経済成長に...