事業者支援への目覚め
2025.03.31 19:50
大学在学中に交通事故で3カ月間入院した経験から福祉に興味を持ち、社会福祉の研究に打ち込んだ。卒業後も大学に残ることを考えていたが、研究を進めるにつれて「経済が豊かでなければ充実した社会福祉は出来ない」という結論に至った。日本の産業構造を調べると中小企業が99%を占めており、こうした会社を支える金融の仕組み、そして協同組織金融機関の存在を知った。実社会で社会に貢献しようと志し地元の信用金庫の門を叩いた。
20代の頃は渉外係として預金獲得を中心に活動した。集金先の取引先従業員の方々とも仲良くなり、休日は一緒に野球やキャンプをするなど楽しい毎日だった。しかし、年を重ねるごとに担当先も変わり経営者と会うことが増え、実力不足を痛感するようになる。対等に会話できる知識がないことを自覚し、経営者と話をするのが怖くなっていった。
知識を身に付けようと30代は宅地建物取引士や社会保険労務士など資格取得の勉強...
この記事は会員限定です。
ログインまたはお申し込みください。
PR