第8回 CPI3%の分水嶺②

公開日

2023/04/09

プラス
前回の本連載「資産形成の大転換点」では、1973年以降の米国のデータをもとに「インフレ率」と「株式・債券の価格連動性」の関係をお示しし、米国においては消費者物価指数(CPI)が3%以上になると、株式と債券が正の相関(同じ方向への値動き)となりやすいことをご紹介しました。今回は、このような傾向がなぜ観測されるのか、金融・財政政策に着目してその要因を考えます。

■財政政策で変わる株式と債券の相関関係

一...

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江面 幸浩

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