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2. 独禁法
(1)5%ルール
独占禁止法では、銀行は、原則として予め公正取引委員会の認可を受けなければ、一般事業会社の総株主の100分の5を超えて取得し、または保有することはできません(独禁法11条1項)。銀行による事業支配力の過度の集中を防止する趣旨です。
銀行法も、銀行は、その子会社と〝合算して〟国内の会社の議...
 
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