地域によって 大きく異なる競争度

2025.08.31 19:50

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オーバーバンキングの実態を把握する上では、国平均による国際比較のほか、都道府県別に指標を作成して分析することが有効である。オーバーバンキングは地域差が大きいため、都道府県によって大きく状況が異なり、その分析結果として、少子化による人口減などに加えて、銀行数や信用金庫数が競争度にかなり影響していることが分かる。


 


「HH指数」で分かる競争状況


4~8月号で説明してきたように、オーバーバンキングを測る指標は複数あるが、以下では、①HH指数 ②人口1万人あたり店舗数 ③企業100社あたりの店舗数 ④銀行利ざや(総資金利ざや)──に注目する。HH(Herfindahl-Hirschman Index、ハーフィンダール・ハーシュマン)指数とは競争・寡占の度合いを示す指標で、1社(行)が市場を独占している場合、100%×100%で1万(最大)となる。1行あたりのシェアを2乗した数値の合計がHH指数と...

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