“読書離れ”への危機感〔現職支店長のホンネ〕
2025.07.31 19:50
ゴールデンウィーク前の土曜日に電車に乗り気付いたことがあった。今では当然のように乗客の方々はスマートフォンの画面を見ている。他人の画面を凝視することはないが、周りの画面はゲームかLINEのようだ。私は、電車やバスに乗る時は、文庫本か新書を読むようにしているが、すっかり様変わりしている。“読書離れ”を実感する光景だ。
書店の減少
読書離れが語られるようになって久しいが、コロナ禍後に特に危機感を持っている。それは、書店の減少と書店内の書籍数の減少だ。老舗の個人の書店が今年に入り閉店となった。また、違う書店では書籍のスペースが雑貨に代わり、書籍数が大きく減少した。仕事柄必要な金融の専門書は近隣の大都市の書店に行くか、インターネットでの購入しかなくなってきた。専門書籍であれば、ネットで調べれば良いとの意見があるかもしれない。しかし、書籍とSNS等の違いは明確だ。
その1つは、知識の深さと広...
書店の減少
読書離れが語られるようになって久しいが、コロナ禍後に特に危機感を持っている。それは、書店の減少と書店内の書籍数の減少だ。老舗の個人の書店が今年に入り閉店となった。また、違う書店では書籍のスペースが雑貨に代わり、書籍数が大きく減少した。仕事柄必要な金融の専門書は近隣の大都市の書店に行くか、インターネットでの購入しかなくなってきた。専門書籍であれば、ネットで調べれば良いとの意見があるかもしれない。しかし、書籍とSNS等の違いは明確だ。
その1つは、知識の深さと広...
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