写真で振り返るコロナ対応3年(下)

2023.05.06 04:50
新型コロナ関連
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ワクチン接種始まる


感染者の増加を受け、政府は2021年1月7日、1都3県に緊急事態宣言を再度発令する事態になった。コロナ禍で広がった新生活様式を支援する新たな取り組みも始まった。みなと銀行は、商品を「送る」「受け取る」「鍵を共有する」など、代金の支払いを含めたすべての操作がスマートフォンで完結するスマートロッカーを導入した。



みなと銀が三宮センター街出張所に設置したスマートロッカー(21年2月1日撮影)
みなと銀が三宮センター街出張所に設置したスマートロッカー(21年2月1日撮影)

ATMにも変化があった。空知信用金庫はATMコーナーに、ウイルス抑制や除菌効果のある紫外線照射装置を天井に設置した。タッチパネルに触れずに操作できるATMも登場した。



空知信金がATMコーナーに設置した紫外線照射装置(写真左上、21年3月1日撮影)
空知信金がATMコーナーに設置した紫外線照射装置(写真左上、21年3月1日撮影)

コロナ感染者に対する偏見が社会問題となり、偏見や差別をなくす啓発活動「シトラスリボンプロジェクト」に賛同する金融機関が増えた。


 



沖縄銀行は全店にシトラスリボンを飾った (21年3月3日、鳥堀支店)
沖縄銀行は全店にシトラスリボンを飾った (21年3月3日、鳥堀支店)

21年2月に医療従事者などから優先接種が始まったコロナワクチンは、6月に職域接種が始まり、金融機関は地域住民にも開放するなどしてワクチン接種を後押しした。



ワクチン接種を受ける 阿波銀行の行員(21年6月21日撮影)
ワクチン接種を受ける阿波銀行の行員(21年6月21日撮影)

「3年ぶり」が頻出ワードになり、日常戻る兆し


22年に入ると、対面での入社式が戻るなど、徐々に通常に戻る兆しがでてきた。その一方で、一部金融機関でコロナ対応で実施された実質無利子・無担保(ゼロゼロ)融資を巡る不正が明らかになり、金融機関の姿勢が問われた。



みずほグループの入社式(22年4月1日)

22年は、イベントやセミナーなどが対面で復活し、「3年ぶり」が頻出ワードになった。信用金庫業界でも、年金受取客などを対象にした旅行が再開され始めた。



高松信金の積金旅行客をもてなす青い森信金の職員(22年10月1日)
高松信金の旅行積金一行をもてなす青い森信金の職員(22年10月1日)

新たな販路拡大支援策として自動販売機の活用も広がった。



いちい信用金庫は尾西支店に自販機スーパーを設けた。写真は中野正康・一宮市長(右)に自販機を説明する川口敏男理事長)
いちい信用金庫は尾西支店に自販機スーパーを設けた。写真は中野正康・一宮市長(右)に自販機を説明する川口敏男理事長(22年12月12日)

脱・マスク


政府は23年3月13日から、マスク着用を個人の判断とし、4月の入社式を「脱・マスク」で行った金融機関も少なくなかった。大半の金融機関店舗ではマスク着用を続けてきたが、5月8日以降は店頭の様子も変わるかもしれない。



横浜銀グループでは、全員がマスクを外し入社式に臨んだ(4月3日、本店)
横浜銀グループでは、全員がマスクを外し入社式に臨んだ(23年4月3日)

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