三井住友FG、米ジェフリーズと提携強化 最大15%へ追加出資
2023.04.28 06:25三井住友フィナンシャルグループ(FG)は27日、米証券ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループに追加出資し、経済持ち分を最大15%まで引き上げると発表した。これまでの戦略的資本・業務提携を強化し、コーポレート・インベストメントバンキング分野での協業体制を拡充する。
三井住友FGは、2021年にジェフリーズと資本・業務提携を結んで協業を開始した。現在、ジェフリーズの発行済み普通株式の約4.5%を保有している。今回は議決権のない優先株式を取得して持ち分を引き上げる。
業務提携では主に米国市場でのビジネスを強化する。エクイティ関連とM&A(合併・買収) 業務はジェフリーズのプラットフォームに集約し、三井住友銀行はレンディング分野を、SMBC日興証券はデットキャピタルマーケッツ業務を担う。同時にジェフリーズの投資銀行チームと協働して、米国の投資適格企業を対象に共同カバレッジ体制を構築する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 春の叙勲 金融界から23人
- 政府・与党、ファクタリング強要を警戒 手形の期間短縮で中小悲鳴
- 静岡銀、データ利活用を加速 りそな銀・ブレインパッドと連携
- 銀行・信金、実務型インターン3割 多様な業務内容 理解促す
- 日本公庫、「創業環境は平時に」 融資件数は3年連続増加 飲食・宿泊業が伸長
- 山形銀、新入研修を2カ月に延長 長期宿泊で連帯感醸成
- あおぞら銀、最終赤字498億円に下方修正 繰税資産取り崩しで
- 千葉興業銀、リスク取り農業の実証実験 自前の「イチゴ農園」開設へ
- 多摩信金、ビッグアドバンス導入 マッチングや補助金支援
- リンカーズの商談システム、導入先同士の案件マッチング 浜松いわた信金で32件創出