塩沢信組、51人に奨学金贈呈

2023.03.30 18:33
社会・地域貢献
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奨学生に認定証を手渡す小野澤理事長(左)(3月30日、南魚沼市民会館)
奨学生に認定証を手渡す小野澤理事長(左)(3月30日、南魚沼市民会館)

塩沢信用組合(新潟県、小野澤一成理事長)は3月30日、ひとり親世帯の高校生を対象とする給付型の「はばたき奨学金」の贈呈式を行った。第7期の今回は51人に奨学金を贈呈。その原資は魚沼地域内外から寄せられた善意の寄付だ。


同信組が地域活性化のため設立した「魚沼の未来基金」の事業の一環。経済的な理由から高校進学や将来の夢を諦めないように支援する目的で16年度に開始した。2016年9月~22年12月までに寄せられた寄付金は延べ1599件、5731万円となった。


奨学金を受け取った学生は、学業に打ち込むとともに、同信組が紹介する地域活性化のためのボランティア活動や、見聞を広めるための魚沼地域の企業見学、名所旧跡を巡る「思い出づくり日帰りバスツアー」に参加してもらう。


同信組は、9月に「ゆきぐに信用組合」に名称を変更する予定で、これに合わせて営業区域を小千谷市、十日町市、長野県栄村に拡大する。基金の名称も「ゆきぐにの未来基金」に改め、第8期からは拡大地域の学生も対象にする方針。


小野澤理事長は「奨学生のうち、66人が学業を終え、卒業生の会のメンバーになった。地域の将来のため、奨学生も卒業生も引き続きご支援したい」と述べた。

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