ひろぎんHD、純利益予想125億円に下方修正 株式と外債で損失処理
2023.03.22 21:19
ひろぎんホールディングス(HD)は3月22日、2023年3月期の連結当期純利益が前期比45%減の125億円になりそうだと発表した。従来予想の250億円から下方修正し、減益となる見通し。保有する株式や外国債券の損失処理が主因。
マーケット環境の悪化を受け、保有株式で減損損失53億円を計上する。加えて、有価証券ポートフォリオの再構築に向け収支が逆ざやの外債を中心に売却を進め、184億円の損失を見込む。
ただ、有価証券運用の要因を除いた本業での業績は「堅調に推移している」(主計課長)ことから、期末配当予想は1株当たり13円50銭(中間配当とあわせて年間27円)に据え置いた。連結自己資本比率は、22年3月末から上昇し11%を上回る水準を確保する見通し。
現中期経営計画の目標数字は維持する。同日開催の取締役会で、中計最終年にあたる23年度の当期純利益は275億円(22年度比150億円増)を目指す方針を決議した。
<訂正>2段落目、「保有株式で減損損失約50億円を計上」を「53億円を計上」に、また「外債を中心に売却を進め約135億円の損失を見込む」を「184億円の損失を見込む」に訂正しました。2023年3月23日9時38分。
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