三井住友海上、育休社員の同僚全員に一時金 最大10万円
2023.03.15 19:37三井住友海上火災保険は、育児休暇を取得した社員が所属する課や支社の同僚全員に一時金を支払う「育休職場応援手当」を導入し、7月から支給する。
職場全体で育休を快く受け入れる企業風土を作り、少子化対策に貢献する。損害保険業界では初めての取り組みという。2024年度の採用活用でも説明する予定。
支給額は職場の人数で変動し、最大で1人10万円。例えば13人以下の職場で育休取得者が女性の場合、同僚に各10万円を支給する。男性の場合は、育休期間を加味し各3万円とする。41人以上の職場で取得者が女性なら各1万円、男性なら各3000円となる。同一職場で複数名が育児休業を取得した場合もそれぞれ別に判定し、一時金を出す。
支給の目安となる職場の規模が数段階に分かれているため、社員からは、「自分が働く職場に当てはめやすく、制度のイメージがつきやすい」との声が寄せられているという。