埼玉りそな銀、介助研修で疑似体験 店舗改良に生かす

2023.03.08 04:45
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手足に重しを付け、視界が悪い状態で階段の昇降を体験した(3月7日、本店)
手足に重しを付け、視界が悪い状態で階段の昇降を体験した(3月7日、本店)

埼玉りそな銀行は3月7日、「サービス・ケア・キャスト研修」を実施した。高齢者や障がい者への理解や配慮を促す研修に、本部の行員30人が参加した。今後、商品・サービスや店舗の改良に生かす。


研修では、高齢者や身体障がい者への接客対応のポイントや当事者の声などを紹介。さらに、車椅子操作や高齢者疑似体験といった演習も実施した。営業サポート統括部や個人部、プロセス改革部などの多様な部署から参加し、ユニバーサルデザインを活用した商品設計や、誰でも使いやすい店舗づくりへの参考にした。


2023年度以降は、営業店行員を対象にした研修の実施を検討している。


24年6月までに「障害者差別解消法」が施行され、合理的な配慮が企業に対して義務化づけられる。それにあわせて研修を行う金融機関は増えており、同行もノーマライゼーションへの取り組みに一層注力している。


同行では22年8月から、全営業店に「ご要望承りカード」を設置し、高齢者や耳の不自由な顧客の意向を的確に判断できるようにした。さらに全従業員へ手話動画を配信し、「いらっしゃいませ」といった簡単な挨拶を手話でできるよう行員に促している。

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