UI銀、多言語金融サービス開始 在留外国人向けに
2023.03.01 19:04東京きらぼしフィナンシャルグループ(FG)のUI銀行は3月1日、API連携による「多言語モバイル金融サービス」を開始した。BaaS(サービスととしての金融)による在留外国人向け支援サービスは地域銀行グループでは初めて。
サブスク型多言語モバイル金融サービスの開発・運営を手掛ける「G‐Bank Technologies OÜ」(本社=エストニア)および同社傘下の日本法人「GIG‐A」との連携により実現。UI銀がAPI連携により口座開設や振り込み、残高照会などの銀行機能を提供する。利用者はGIG‐A社を代理人として選任し、口座開設などを委任。同社を通じて母国語で金融サービスを利用できる。
利用者はGIG‐A社に月額手数料を支払い、同社がUI銀にAPI利用料などを支払う。スタート時に対応する言語はベトナム語、英語、日本語。2023年度中にはインドネシア語に対応する予定で、その他ついても順次拡大する。
同行では、銀行口座開設や金融サービスを起点に、住居や就労、暮らしに関する情報やサービスを充実。在留外国人の課題解決のプラットフォームの構築に取り組んでいく考え。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手
- 富山信金、個人預金は「局地戦」で 支店が推進策企画
- NTTデータ、社長に鈴木副社長 金融畑の知見生かす