SMFL、賃貸住宅のファンドDX化 1200戸を4人で運用

2023.02.02 17:21
リース
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三井住友ファイナンス&リース(FL)は2月、不動産運用会社のケネディクスにSaaS型の現物・資産管理クラウドサービス「アセットフォース」を導入したことを公表した。


ケネディクスは取り扱う賃貸戸建住宅物件の価格査定や管理業務を、アセットフォースによってDX(デジタル・トラスフォーメーション)化。これにより約1200戸のアセットマネジメントや新規物件の査定と取得を4人の運用チームで実現した。


アセットフォースは企業が保有する資産の取得から廃棄までのサイクルを一元管理し、固定資産や備品の棚卸し・商品の入出庫管理業務の効率化などが可能。ケネディクスは2022年8月から検討を進めた。資産管理や分析など必要な機能を備えており、業務フローに合わせて自由にシステム設計ができる柔軟性を評価し導入に至った。


物件の価格査定では、取得検討物件をアップロードすると過去に査定した条件が近い物件の平均賃料や周辺の施設情報が自動生成され、精度向上と作業時間削減を実現。期中管理では、資料を自動でデータベース化する仕組みをつくり、データ分析や投資家向け資料の支援を行う。

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