大和信金、サッカー新拠点完成 奈良クラブの活躍に期待

2023.01.30 11:20
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「ナラディーア」完成でテープカットを行う中村理事長(左から2番目、1月29日、三郷町)
「ナラディーア」完成でテープカットを行う中村理事長(左から2番目、1月29日、三郷町)

大和信用金庫(奈良県、中村正徳理事長)は1月29日、サッカー「奈良クラブ」の新拠点「ナラディーア」(同県三郷町)のオープニングセレモニーに参加した。今季からプロサッカーリーグのJ3に昇格する同チームの活躍に期待を寄せ、スポンサーとして支援に力を入れる。


奈良クラブの新拠点建設では、2022年2月から産官学金(三郷町、奈良学園、奈良学園大学、大和信金)で連携。地域の交流促進や県内のサッカーレベル向上が狙い。同信金は融資など資金面のサポートや、昇格条件である集客人数達成に向けた支援に取り組んでいる。


同信金は、同クラブと来シーズンのユニフォームスポンサー契約を締結。2月からは奈良クラブJFL優勝・J3昇格記念定期預金を販売する予定。クラブのPRや募集総額の0.01%(100万円程度)を次世代のスポーツ支援に活用する。中村理事長は「当金庫としても積極的に支援し、地域を盛り上げていきたい」と力を入れる。



食堂でカレーに舌鼓を打つ中村理事長(1月29日、ナラディーア)
食堂でカレーに舌鼓を打つ中村理事長(1月29日、ナラディーア)

新拠点「ナラディーア」の名称は150以上の応募の中から決定。由来は奈良のシンボルである鹿(deer)と、親しまれる(dear)という意味を掛け合わせた。人工芝の練習場2面とフットサル場1面、クラブハウスなどを完備。普段は選手の練習場として使用するが、一般にも貸し出す。


当日の開所式で奈良クラブの浜田満社長は「地域の交流の拠点として、老若男女問わず活用してもらいたい」とあいさつ。23年度中にはカフェやコンビニエンスストアなどを併設予定。

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