三井住友カード、公共交通のVisaタッチを南海電鉄が正式採用
2022.12.06 19:06三井住友カード(SMCC)が実証実験を進めているVisaのタッチ決済機能を活用して公共交通機関を利用するサービスが、南海電気鉄道を中心とする南海グループで正式に採用されることが12月6日決まった。2025年の大阪・関西万博に向けて、インバウンド旅客の受け入れ態勢を強化する。
関西国際空港から都市部へのアクセスを担う南海電鉄は、インバウンド旅客による乗車券発売窓口の混雑緩和に向けて20年4月に実証実験を開始。コロナ禍の影響で当初予定より1年延長していたが、利用に手応えがあったことから、実証実験に参加している南海グループの運輸業4社でサービスの継続を決定した。南海電鉄はこれまで23駅に設置していたVisaカードやスマートフォンのタッチ決済に対応する専用改札機を、2023年度から全駅に順次拡大する。
実証実験では、Visaタッチによる運賃支払いシステムを運用するほか、南海フェリーや泉北高速鉄道などグループ間の相互乗り入れを実現した。また、22年8月から検証してきたQRコードを用いた企画乗車券も引き続き提供する考え。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中企庁、再構築補助金を再開 「借り換え」で加点も
- 金融機関、「口座管理法」対応急ぐ デジ庁説明遅く時間足りず
- 宮城第一信金、宇宙関連企業に単独融資 新興企業支援を本格化
- 柏崎信金、障がい者向けコンサートに50人 つのだ☆ひろさん招く
- ことら送金、提供金融機関400先が視野 資金移動1社も準備段階
- 中小機構、新理事長に大阪ガス副社長の宮川氏 公募での新任
- 銀行界、120行が共同機構利用 マネロン対策底上げへ
- 金融界、利上げ交渉本番へ 研修やQ&A作成し準備 やりがい復活に期待
- りそなHD、九州地区地銀と連携強化 輸出保証で鹿児島銀とマッチング契約
- 中企庁、グループ化加速へ投資 ファンドに地域金融も