北海道信金、経済講演会に280人 景気後退など課題解説

2022.11.24 19:54
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講演会で「個人消費の回復には、低所得者にとって負担が重い光熱費の補助などの政策が不可欠」と語る滝田氏(11月24日、ロイトン札幌)
講演会で「個人消費の回復には、低所得者にとって負担が重い光熱費の補助などの政策が不可欠」と語る滝田氏(11月24日、ロイトン札幌)

北海道信用金庫(札幌市、佐藤信明理事長)は11月24日、経済講演会を札幌市内のホテルで開いた。講師は日本経済新聞社特任編集委員でテレビ東京の情報番組「ワールドビジネスサテライト」キャスターの滝田洋一氏。取引先や一般市民など約280人が来場した。


佐藤理事長は開会あいさつで、「新型コロナウイルスやウクライナ情勢など、先行き不透明な状況が続くが、当金庫は地域を守るための取り組みに全力を注いでいく」と話した。


滝田氏は「日本経済の未来図を探る」をテーマに講演。2023年の課題には、①景気後退への対応②資産バブルの軟着陸③(コロナ禍などから)日常への回帰④経済の底上げ⑤台頭するインドへの注目⑥台湾有事への備え――をあげた。これらの英語の頭文字を並べ、干支の卯(う)を意味する「RABBIT」への対応が重要とした。


経済講演会は3年ぶり。新型コロナの感染拡大で中止した20、21年度も、滝田氏に講師を依頼していた。

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