インフキュリオン、コカ・コーラに基盤提供　ペイメント事業支援

インフキュリオンは、日本コカ・コーラのペイメントサービス事業の開始を裏側で支える。11月下旬から同社の自動販売機などで使える「Coke  ON  Wallet」の発行、決済とポイントの発行管理を担い、決済チャネルを通じた利用者のつなぎ止めに貢献。Bank  Payと連携し、シームレスな現金チャージを実現する。

コカ・コーラでは、公式スマホアプリ「Coke  ON」を消費者向けに提供。このなかで、ペイメント各社やクレジットカードでの決済に対応するほか、利用に応じたスタンプを付与、ドリンクと交換できるサービスを展開してきた。独自に電子マネーを扱うことで付加価値を高める。

インフキュリオンが第三者型前払式支払手段発行者を担うほか、スマホ決済プラットフォーム「ウォレットステーション」を提供。約42万台に上る「Coke  ON  Pay」対応自販機で「24時間トランザクションを可能にするため、負荷性能を高めた」（藤岡茂一・BaaSプラットフォーム事業部マネジャー）という。

コカ・コーラベンディング事業部の永井宏明シニアマネジャーは「今後、自社のオンラインサービスでの展開に加え、飲食店などから要望があれば検討したい」と方針を語る。