滋賀県信保協、若手行職員の基礎研修 10班で案件協議

2022.11.08 18:53
人材育成 信用保証
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保証申請の論点について話し合う行職員(11月8日、大津市)
保証申請の論点について話し合う行職員(11月8日、大津市)

滋賀県信用保証協会(西嶋栄治理事長)は11月8日、11日に大津市内で金融機関の若手行職員向け研修会を開催。各日5班ずつ、計55人が保証申請などの基礎を学んだ。


この基礎研修は20代の渉外係や融資係にグループ討議や座談会の機会を提供し、同時に信用保証の活用を促す。


今回はコロナ後の中止とウェブ方式を挟み、2年ぶりのリアル開催。進出金融機関を含む地域銀3行(大垣共立、滋賀、京都、関西みらい)、5信用金庫(滋賀中央、長浜、湖東、京都、京都中央)、滋賀県信用組合の行職員が参加した。


グループ討議は2時間。取引がない運送業者に車両購入費を融資する設定。協会職員の助言を受けながら、融資の必要性や効果、返済能力、経営者の特徴などを確認した。


提案する保証制度の検討では「未取引なので出来上がり金利を低めにしよう」「いや、説明すれば2・2%でも納得いただけるし、店長席との折り合いも付く」など、参加者は意見をぶつけ合った。



参加者に連携・協調の必要性を説く木下専務(11月8日、大津市)
参加者に連携・協調の必要性を説く木下専務(11月8日、大津市)

同信保協の木下繁樹専務は「金融機関と保証協会の間には、信頼関係と密な情報交換が欠かせない。今日のように顔を合わせて話す機会を大切にしてほしい」と話した。

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